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「WATCH2022」は閉幕いたしました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

WATCH2022とは?

「WATCH 2022: For a Sustainable Future」は、SDGsをテーマにした海外ドキュメンタリー作品を上映し、また作品テーマに関連するトークセッションなどを行う、参加無料のオンラインイベントです。
コロナ禍でさまざまな機会を喪失してきた大学生の支援と、そんな学生たちとの活動の成果を社会に還元することを目指して企画されたもので、実務型インターンシップとして作品の字幕翻訳やトークセッションの企画・運営を現役大学生・大学院生が中心となって行うのが大きな特徴です。
本イベントが観客の皆さん、そして運営に携わる学生たちにとって、世界で起こっている社会・環境問題をより深く知り、自分の行動を変えていくきっかけになることを願っています。

開催概要

WATCH 2022 大学生が翻訳して、考えて、語る。ことばと映像で知るSDGs
  • 開催期間:
    2022年2月26日(土)~3月13日(日)
  • 開催方法:
    ラーニングプラットフォーム「JVTA Online」にて
    • 映像はオンデマンド方式で配信
    • トークイベントはZoomでライブ配信
  • 形式:
    オンライン
  • 参加料:
    すべて無料・要申し込み
  • 主催:
    日本映像翻訳アカデミー株式会社(JVTA)

主催会社について

JVTA 日本映像翻訳アカデミー

1996年設立。映像や動画の字幕・吹き替え翻訳を担う映像翻訳のプロを養成する、社会人向けの職業訓練校。東京、ロサンゼルス、モスクワを拠点に、これまでに6000人を超える修了生を輩出している。
また、国内外の大学から小学校までさまざまな教育機関と連携し、“真のグローバル人材”を育むための各種講義を行っている(青山学院大学、東京外国語大学、ニューヨーク大学、ゲント大学、ウィーン大学、三田国際学園高校、東京都中央区立常盤小学校など)。
国連UNHCR協会が主催する難民支援のための映画祭「WILL2LIVE Cinema」に字幕を無償提供するなど、映画祭への協力も多数。2020年からは「J-Anime Meeting in Russia」を主催している。

上映作品

※お申し込みは作品ごとに受け付けます。各作品にある「視聴お申し込み」をクリックしてお申し込みください。
※お申し込みから実際に視聴ができるようになるまで1~3営業日かかります。お早めにお申し込みください。

  • マザーロード ~母親たちの自転車革命~

    原題:Motherload/2019年/アメリカ/Liz Canning監督/上映時間 約81分/学生による日本語字幕つき

    自由や絆を取り戻そうと、一人の母親が「自転車」によるムーブメントを起こす

    双子の母親でもある本作の監督Liz Canningは、石油燃料やデジタルに覆いつくされ人々が分断された社会に対して、言いようのない疎外感や未来への不安にさいなまれていた。そこでコミュニティとの繋がりや安心感を取り戻すため、車社会から距離を置いて「カーゴバイクの利用」というムーブメントを広げようと奮闘する。同じ志を持つグローバルなコミュニティとのつながりを深めていく中で、彼女は自転車には「社会を変革する力」があり、デジタル化された社会で失われつつある自然とのつながりを支える存在だと気づく。

    • イベント開催期間中にオンデマンド配信
    • 視聴申し込み:終了しました

     

  • 希望の1ページ

    原題:Turning a Page/2020年/トリニダード・トバゴ/Miquel Galofre監督/上映時間 約11分/学生による日本語字幕つき

    障害を抱えながらも自立を目指すトリニダード・トバゴの若者たちの姿を描く

    カリブ海に浮かぶ島国トリニダード・トバゴ最大の都市、サンフェルナンドにある障害者支援団体を舞台にした短編ドキュメンタリー。同団体が行っている就業支援のための紙のリサイクルプロジェクトに参加しているシャニース、ロベルト、ターヴィンの3人の若者たちが登場する。健常者と変わらない夢や自立の希望を持ちながらも、社会の理解不足という壁にぶつかる彼らを団体の職員や家族は温かくサポートしている。

    • イベント開催期間中にオンデマンド配信
    • 視聴申し込み:終了しました

     

  • エチオピアの楽園(エデン)

    原題:The Church Forests of Ethiopia/2020年/アメリカ/Jeremy Seifert監督/上映時間 約10分/学生による日本語字幕つき

    森林伐採から生き残った、教会を取り囲む小さな森が意味するものとは

    過去100年の間に、開墾と人口増加によってエチオピアの原生林のほぼすべてが農地に取って代わられた。だが、その中に残る、あたかも乾いた土の上に点在するエメラルドのような教会とそれを囲む小さな森では、今も豊かな生物多様性が守られている。本作品は、森林生態学者が地元の司祭やコミュニティと協力して、森と信仰が折り重なった「生物多様性の箱舟」を保護する活動を記録したものである。

    • イベント開催期間中にオンデマンド配信
    • 視聴申し込み:終了しました

     

特別招待作品

  • マイクロプラスチック・ストーリー ~ぼくらが作る2050年~

    2019年/アメリカ/監督 佐竹敦子・デビーリー・コーヘン/上映時間 約76分/日本語字幕つき(既訳)

    ニューヨーク、ブルックリンの5年生たちが世界的に大きなプラスチック汚染問題を学び、彼らの視点でこの問題の根幹が何かを問いただし、解決に向かって自分たちのコミュニティーからアクションを広げて行くまでの2年間を追った長編ドキュメンタリー。ニューヨーク市、ブルックリン区のレッドフック地区は過去に大型台風で影響を受けた、気候変動のフロントラインにある。そこにある小学校、PS15 の5年生は、4年生からの2年間、ニューヨークのNPO主導によるプラスチック・フリー特別プログラムでリサーチやデータ収集を重ね、それを市議会で公表したり、自分たちの住む地域で啓発活動を重ねていく。そしてプラスチックはごみになってからだけでなく、生産の過程でも地球環境を汚染していること、そしてそれが気候変動に関わっていることを発見し、自分たちの学校でアクションを起こし、それをニューヨーク市全体に広げていく。

    • イベント開催期間中にオンデマンド配信
    • 視聴申し込み:終了しました

     

トークイベント

※お申し込みはイベントごとに受け付けます。各作品にある「参加お申し込み」をクリックしてお申し込みください。
※お申し込みから参加登録が完了するまで1~3営業日かかります。お早めにお申し込みください。

  • 21歳の環境活動家・露木志奈さん×インターン生対談 ~話して、考えて、伝えるSDGs~

    「自分と同じ世代の人に伝えたい・伝えなければいけないと思った」。そんな思いでいったん入学した大学を休学し、全国の小中学校などで気候変動についての講演活動を続けている環境活動家・露木志奈さん。高校時代には「世界一エコな学校」と言われるインドネシアの「グリーンスクールバリ」に通い、その後、17歳でオーガニックな口紅ブランドを立ち上げるなかで環境問題に関心を高めていったといいます。そんな露木さんをゲストにお招きして「WATCH2022」のインターン生と対談。露木さんの活動や上映作品や若者とSDGsなどをテーマにお話を伺います。

    • 開催日時:終了しました!
    • Zoomにてリアルタイム配信

     

  • ~字幕ってどれだけ奥深い!?~
    知って、学んで、やってみよう! 体験型字幕翻訳ワークショップ

    「WATCH2022」で字幕翻訳に取り組んだ学生インターン直伝の体験型ワークショップ。皆さんが見ている字幕には実はたくさんの秘密が隠されています。レクチャーと翻訳体験で「字幕ってこんなに奥深いの?」となること間違いなし。知って、学んで、体験して、字幕翻訳の世界の裏側をのぞいてみませんか?

    • 開催日時:終了しました
    • Zoomにてリアルタイム配信

     

学生の関わり

本イベントでは、現役大学生・大学院生が作品の字幕翻訳やトークセッションの企画・運営を中心となって行います。現時点で、SDGsに強い関心を持つ学生や字幕翻訳を体験してみたい学生など、約20名が本イベントの主旨に賛同して参加。 Slack、 BOX、 Google Drive、ZoomなどのICTを最大限に活用し、 ⻑期でのプロジェクト業務に⽇々取り組んでいます。

学生たちがまず行うのは徹底的なリサーチです。上映作品で描かれている社会課題やその背景を調べ、さらに学生同士で情報・意見交換を行いながら理解を深めていきます。そのうえでオンラインでの自主勉強会やディスカッション、ミーティングを重ね、プロからのフィードバックなどを繰り返し受けながら字幕翻訳を完成させます。

また、作品やSDGsに関連したトークセッションも、企画書の作成から始まり、テーマの設定、登壇者の選定・交渉、台本の作成など、すべて学生が主体となって行います。 視聴者だけでなく、こうした活動を通して学生たちもまた語り合い、学び合いながら成長する。それがこのイベントの重要な要素となっています。

ご支援のお願い

本イベントは、コロナ禍でさまざまな機会を喪失してきた大学生の支援、そしてそんな学生たちとの活動の成果を社会に還元することを目指して企画されたオンラインイベントです。多くの方に気軽にご視聴いただくために、イベントへの参加費は無料となっていますが、作品の上映権利料、ゲスト招請、外部の翻訳者による校閲、広報宣伝などに費用がかかるため、ぜひ皆さんのご支援をお願いしたく、朝日新聞社運営の「A-Port」にてクラウドファンディングを実施しています。ぜひご支援をよろしくお願いいたします。

ご協賛

  • サイクリング・エンバシー・オブ・ジャパン
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